2001年8月25日

2001年8月25日 子供たちの日記

2001年8月25日

2001年8月25日


子供たちの日記

●大山 敏浩
今日森下さんとみんなでバスケットの教室に行きました。れんしゅうはかんたんだったけど3on3ではぼろまけでした。帰りはゆうめいじんとみんなで時間がとれてよかったです。そのあとこっきょうをこえてモントリオールに行きました。モントリオールに行くまでは5時間かかりました。すごくおもしろそうなホテルでした。
今日はバスケットで大切なこともまなべてすごくよかったです。あしたはやきゅうのしあいがあるからはやくあしたになってほしいです。

●国本 賢淳
アメリカに来て、3日目。そろそろ体も頭も調子が出てきた。いつもの僕になりそう。
今日は森下さんとかと、バスケをやることになっていて、そして、そこにいってみると、なんと外人がいっぱいいて、ビックリした。そしてみんなといっしょにバスケをして、楽しかった。僕が気が付いた点は、やっぱり地球人は、みんないっしょなんだと気が付いた。言葉で通じないがジェスチャーなどで通じる部分がなんこかあった。それと、僕は、野球が好きやし昨日でも、試合を真剣に見てた。それでもって、今日のあの外人やらは、よっぽどバスケが好きやねんなぁーと思った。誰にも負けへんねんって言う闘争心が、あふれでてた。
やっぱりみんな言うことは、一つしかない。今関さんや森下さん大家さんベイカーさんみんな言うことは、本マに一つ、
『夢をあきらめるな。夢は必ずかなう』。
とこれは誰もが言うって僕は気づいた。



●後藤 信樹
午前7時、僕はいつものごとく寝不足の体を起こして洗面所へ向った。昨夜は夜遅くまで友達の部屋に入りびたり、結局寝たのは3時半だった。
昨日よりも早い出発でバスに乗りこみ、バスケットボールクリニックへ向う。昨日の野球観戦より森下選手も一緒だった。初日の、やはり大き過ぎるバスは、今日は妙に居心地がよかった。
 バスケットボールクリニックは全米のトップクラスのバスケットの選手達が、地元の子ども達にバスケットを教えてやろう、というVin Baker選手主催の催しで、小学生から高校生まで実に多くの子供達が参加する。
初めはストレッチなどの準備体操。ここらはまだヤズ(岡野さん)が日本語訳してくれるのでいい。問題は次、学年ごとに分かれてのプラクティスだ。これは低学年に回って人手が足りなかったのか、僕の英語の腕を見込まれてなのか、全て自分で聞き取り、理解していた。もし僕の英会話の腕を見込んでのことなら、それは間違いである。そんなにペラペラでもないし、かろうじて最低限度のことも喋れるくらいで、バスケットの説明までは聞き取れない。僕にも通訳してください(笑)。まあ、後に三原さんが少しアドバイス(もちろん日本語で)して下さったが…。
さて、初めのうちはまぁそれなりについていけた。しかし、普段スポーツが嫌いで、バスケットなど学校の体育の授業でしかしないのに、どうしてバスケットが大好きな同い年の中でまともについていくことができよう。ドリブルの時など途中で息が切れてボールに足がついていかなかったりした。ボールのパスの時なども全然なっていなかったらしく、中断して個別に教えてくれたり、また、ペアを組んでの練習も、僕はかなり下手で、相手には全然練習にならなかったことだろう。しかし、嫌な顔ひとつせず、「Good job!」とコーチもそのペアの相手も言ってくれたりした。
また、最後に簡単な試合があるが、この時は3人でペアを組む。当然とうていついていけるはずもなかったが、そのチームメイトは一つ一つ悪かったところを指摘し、こうしたらよいと教えてくれた。次の試合でそのことを念頭に置いてやってみたのだが、結果は大差なかった。「わかって」はいるのだが、「できない」のだ。これは、塾でよく言われていることなのだが、「わかる」と「できる」は違うということをよく思い知らされた。
また、最後の試合で相手チームの一人を足をひっかけて、ねんざされてしまった。試合終了後、謝りに行くと、「自分は大丈夫だし、気にするな」と優しい声をかけてくれたりもした。これは実に嬉しかった。
練習と試合の間にVin Baker選手の話があった。彼の言った「夢を止めるのも、叶えるのもMyself(自分自身)。夢をあきらめてはいけない」ということが、実に印象的だった。
Montrealへの移動のバスの中で、森下選手の話も聞いた。やはり、彼の話も誰もが言わんとすること、「自分の夢を叶えるのは自分。夢をあきらめてはいけない」ということだった。彼の一番好きな言葉が深く心に残った。どかで聞いたことがあるような気がするのだか、なかなか思い出せないのだが…。
「昨日の夢は今日の希望、そして明日の現実」。
長い間バスに揺られていると、やがてMontrealの綺麗な街並みが見えてきた。実に綺麗な街で、カナダ人の知り合いがすごくいい街だと言っていたのがよくわかる。僕の一番好きな国であり、街であるのだ。将来、留学(ホームステイ)するならここと心に決めているのだが、さて、どうなることやら…。今日は早めに寝ることとしよう。


●阪部 美香
今日はコネチカット州ハートフォード出身のNBA選手、ビン・ベイカーさん主催のバスケット・クリニックの参加しました。体育館に着くと、もうたくさんの子供たちが集まっていて、みんな楽しそうに遊んでいました。でも私はかなりゆううつでした。バスケットが好きではないし、顔を引っかかれた記憶が鮮明に残っていて、できれば避けて通りたかったからです。自分なりにがんばろうと思って参加したら、周りは大きな人ばかり。パスをもらっても顔の前で受けざるを得ませんでした。コーチもわかり易くアドバイスしてくださるし、チームメイトも手加減してくれていたけれど、心から楽しむ事はできませんでした。 でもこれは私の中に、"怖い、できない"という気持ちがずっとあったからだと思います。私は逃げてしまいました。これはすごく反省しています。
クリニックの最後にビン・ベイカー選手のお話をうかがって、より、その気持ちが強くなりました。"Practice" "Dedication" "Hard Work"が自分の夢を実現する3要素で、最終的に夢をあきらめてしまうのは"Yourself"だとおっしゃいました。夢を持ち続ける限り常に自分と戦っているのかもしれません。今までお話を伺った選手はみんな、言葉はちがうけれど、最後は自分自身にかかっている、甘えに打ち勝つ強さを身につけてほしいと言ってらっしゃると思いました。
モントリオールへ向かうバスの中で森下選手が、差別を受けたことや、日本へ帰りたいとおもったことがあるけれど、何よりもバスケットが好きだから、NBA選手になりたいからがんばってきたと話してくださいました。アメリカン・ドリームをつかむために身につけた強さなんだとすごく感動しました。強さから生まれる優しさみたいなものをどの選手も私達に伝えてくださっている事を少しずつ感じてきた3日目でした。
アメリカとはまた違った雰囲気のこのカナダのモントリオールで明日、大家選手にお会いできるのがすごく楽しみです。


●島沢 次郎
日は8月25日。早々とアメリカに着てからもう3日もたってしまいました。楽しい事は、すぐに時間が追ってきます。ところで、そろそろ本題に入ります。今日の午前、僕はバスケットクリニックと言うのに参加しました。もちろん他の人も参加しました。最初の方は、ストレッチなどをして体をほぐします。そしてその後ドリブルやパス、シュートの基そ練習をしました。基そなのでその時は何もとまどう事はありませんでしたが、その後3人のチームを組んで、スリーオンスリーと言う試合をしました。僕もチームに入りましたが、もちろんぼく以外はアメリカ人です。ですから同じチームの人がしゃべりかけてきてくれても、なにを言っているのか、なにを言ったらいいのか、全然分かりません。コーチの人がルールを説明してくれても、どんなルールなのか、どんな事をすればいいのか、こちらの方も全然分かりません。ですから試合の最中、他の人は僕がやる事を「こうやるんだよ。」とやってくれました。僕はうなずいてその人のまねをしました。でも言葉が何一つ分からない、伝わらないので、チームワークもだめで試合に負けてしまいました。これで僕は今関選手や森下選手の苦労した、言いたい事を伝えるコミュニケーションを取るむずかしさが分かりました。だから僕はいい経験になったと思います。その後プロのバスケット選手、ベイカー選手にサインをもらったり、一緒に写真をとったりしました。これでバスケットクリニックは終わりです。その後バスに乗ってカナダのモントリオールに向かいます。と中で買い物をしましたが、あまり買えませんでした。今日はこんな一日でした。今日はこのツアーで初めて外国人とふれあったのでいい経験ができた一日でした。


●庄司 友康
3日目朝ゴハンは2日目とおんなじのバイキングでした。9じからバスケをしにいきました。さいしょの方は走ったりしていましたが、と中からリングに入れたりするやつにかわり2きゅうめぐらいから入りました。さいごは3on3をしました。ぼくは1点をいれることができてすごくうれしかったです。かえりのバスでけっこうねてしまいましたうんてんしゅがちょっとみちをまちがえましたがぶじホテルにつきました。ばんごはんは中かりょうりでした。


●寺西 あずさ
今日は、『バスケットボールクリニック』という、子供達がバスケットをして遊ぶところに行った。
そこの、オリジナルのTシャツなのか、わからないけどバスケットボールの絵が書いてある、Tシャツをもらった。もちろんそれを着てバスケットをするのだ!!
ボールで遊んでいたら、地元?の子供達がゴールをねらいなげているのが見えた。気になったのでずっと見ていたら、すごい、すごい!!ほとんどの子供たちがはいった。
アメリカとかでは、あたりまえくらいの事なのかな?とびっくりした。私達も、いよいよバスケットを始める時間になった。いきなり試合?!と思ってびびってたけど、まず最初は、ストレッチの運動から始まった。
運動が終わって学年ごとに並び、それぞれの先生に教えてもらいます。シュートも、少しずつできるようになってきて、とてもうれしかった。もっとうれしかったのは、おなからへんから、ボールをほぼまっすぐ投げたら、ゴールしたことだ。学校のじゅぎょうも合わせて、1回もゴールした事はなかった。はじめてのゴールだった。
国境をこえる時に写真をとりたかったんだけど、カメラをバスの中へおいてきたので無理だった。残念。しばらくして見えたのは、牛!!のんびりしてたから、なんとなくこの国に合うかも!!と思った。都会に入ってきた。でもホテルが!!!ない…。バスに乗ったまま探して探してやっと見つけたホテルは2階建て。まっいいや!(なにが?)部屋はけっこう広い!!イエーイ!ごはんは、もう少し。ちなみに今、11:11!!おなかすいたー。


●徳重 悠
ツアー3日目となった今日は、朝からバスでNBAシアトル・スーパーソニックスVin Baker選手主催のバスケットボールクリニックへ行きました。昨日から合流したNBAに最も近い日本人選手、森下選手も一緒だったので、心強かった。バスケットボールをやったのは、体育の授業くらいだったし、回りの人達も、上手そうな人ばかりだったので、ずっと緊張しっぱなしでした。実際、練習が始まると、高校生のグループに入ったのですが、みんなとても上手く、足を引っ張らないように必死でした。しかも、同じ高校生なのに、他の人達は、身長もかなり高かったので、グループに分けられた時点では圧巻されました。又、練習も、日本での練習はパスやシュート、そして試合くらいの物で、ほとんど他の練習がないのに対し、今日はいろいろなパターンでのボールのもっていき方、オフェンスの対処法、シュートを打つまでのいろいろなステップの仕方など、より実戦的なものが多かったように感じました。そして、さまざまな基礎練習後には、3 on 3という一つのゴールをうばいあう3対3のゲームなどもしました。こちらの選手は、みんな本当にたのしそうにしていて、僕と一緒に3 on 3のチームを組んでくれた2人も、わざわざゴール前で何度も出してくれたり、いろいろ教えてくれたりして、非常に楽しかったです。その後、Baker選手と記念撮影やお話をしていただきました。Baker選手は、近くで見ると本当に圧倒されました。そして、このバスケットボールクリニックの後は、カナダのモントリオールまでバスで5時間で来ました。バス内では森下選手にお話を聞かせてもらい、気が弱くなってしまう事もあるだろうけど、常に夢を持ち続けていけば、いつかかなうと教えてもらいました。明日は、いよいよ大家選手との交流と、大家選手の所属チーム、Montreal Exposの試合観戦です。お話などを聞かせてもらい、いろいろな事を感じ取れたらなと思います。