2001年8月26日

2001年8月26日 子供たちの日記

2001年8月26日

2001年8月26日


子供たちの日記

●大山 敏浩
今回のしあいはエクスポズがまけたけどまえにしあいとちがってはくりょくもあってホームランもいっぱいみれてよかったです。さいご大家さんと夜飯を食べたときサインがもらえてすごくうれしかったです。

●国本 賢淳
きのうは大家さんと一緒に、ドームに入ったしゅんかん、僕は鳥肌がたちました。そして、試合が始まり、そして、エクスポズは負けたが、でも、ホームランが多くて、感動した。いくら、弱いチームと言っても、ぜんぜん弱くない。肩もいいし、走も速い。それになんと言っても、打球がすごい。何をしてあんなに飛ぶんやろとスゴく思った。
大家さんとごはんを食べに行って、そしたらそのメニューは、なんと鉄板焼きでした。正直言ってめちゃっうれしかった。
大家さんが僕に野球やるんやったら、とことんあきるまでやれって言われて僕もがんばろうと思った。このツアーに来ていろいろな事が学べた。気持ちの入れ変わりができそうな気がする。



●後藤 信樹
朝9時起床。早く寝ようとしてもついつい遅くなる。ただ、今日は比較的ゆっくりなので、少し目覚めもよい。今日は僕自身はメインの日であると思っている。というのはこのツアーの発案者、大家友和選手との交流があるからである。
昼前、オリンピック記念スタジアムに着いた。試合前の大家選手と交流する。 グランドに降り、選手との記念撮影に際して、観戦席の客がカメラに入ってしまうというので、こちらが場所を移さず、そのお客様に移動してもらったのには驚いた。
記念撮影の後、ベンチで質問の時間をとった。みんなの口から、様々な質問が飛び出したが、僕の質問はというと、①さらなる向上に向かって今一番努力されていることは? ②めげそうになった時、どのようにして気合を入れなおしますか?というものだった。
それぞれの回答は「①河川敷もグランドも自分にとっては自分を成長させてくれる場所なので、変わらない。なので、何に関しても全て、どこでも一生懸命、少し質問とずれてきましたが…(苦笑)」 「②まず、あきらめない。ここで野球をやりたいと強く思う。日本に帰りたければいつでも帰れるのだし…。それに、探せば過去に自分を励ますものはたくさんあるので、それを励みにがんばっている。自分もこのツアーのように人に役に立ちたいので、あきらめられない。」と答えていただいた。最も、後者の方は他人に先に質問されてしまったが…。
そして当然、ここで完全試合の話が出てくるだろう。このことについて氏は、「みんなの喜びに対して嬉しかった。自分が出来るとは思っていなかった。だだ、これは過程での途中の一部の結果に過ぎないのであって、目標はもっと上なので、大喜びではない。」とおっしゃった。僕はこれに深く感動した。恐らく、僕だったら有頂天になっていたことだろう。(その前に完全試合などできないだろうが…)
前日に三原さんからこのことについて話をうかがった時、大家選手は試合で「できる」「できない」と考えるのではなく、「やる」「やらない」で考えるのだそうだ。これは自分にも応用できると思うし、塾でも同じようなことを聞いた。(入試に対して)「受かれる、受かれない」ではなく、「受かる、受からない」で考えるのだ、と。
この後、試合を見た。大家選手の所属するMontreal Exposは正直のところ、ものすごく弱かった。17-4.これがそのプレーの結果である。しかし、ものすごく楽しかった。日本の「野球」とは少し違う「ベースボール」なのだ。他の観客とともに楽しめる、日本の一人で楽しむ野球とは全然違う。普段、野球などのスポーツが嫌いな僕でも充分に楽しめた。
試合終了後、大家選手と日本料理をベースとした、創作料理屋に行った。味も当然だったが、パフォーマンスもすばらしかった。日本料理にはない、躍動感がある。食後、大家選手にサインをしていただいた。そして、一人ずつお声をかけていただいた。僕と大家選手はメールをしよう、という話をした。アドレスは後で三原さんに聞いてくれ、ということだった。
バスに乗り込み、そのままAmherstのホテルへ向かった。
ホテルに着いたのが…午前2時半。バスのドライバーも大変なものだと思い、深く感謝した。にこっとほほえんだドライバーはバスに乗り込み、闇の中へと去っていった。

●阪部 美香
このツアーを提案してくださった大家選手に初めてお会いしました。昨晩私たちのホテルに足を運んでくださって、普段着で少しお話ができました。今日は、エクスポズのユニフォームを着た大家選手を見て、メジャーリーガーなんだと実感しました。でも、メジャーリーグのユニフォームを着るために、苦しい時期の方が多いし、いつクビになるかわからない不安もあるとおっしゃいました。調子がいい時に必ずしも使ってもらえるわけじゃないし、試合にでて成長したいのにすごくもどかしいけど、「ここでやりたい」と強く願うことで気合を持続させているそうです。常に野球選手として人間として社会人としてしっかりいしていたいし、河川敷でもグランドでもどこでも一生懸命できる場所であれば、自分が成長できる場所だと信じているから、同じようにがんばれるそうです。どんな環境におかれても、自分の信念を貫ける強い意志を持ちたいと強く思いました。大家選手が野球を通して夢に向かう姿勢を見せてくださったことで、また新しく考えることが増えたし、このツアーに参加した意味を確認できました。


●島沢 次郎
今日は大家選手に会え、野球を観戦できる日です。ぼくにとってこんなうれしいくみあわせはありません。大家選手には午前中に質問をさせてもらいました。1つ目の質問は、「アメリカに来て野球以外の事で一番困った事は何ですか?」です。答えは無いそうです。野球の事だけでアメリカに来ているので、言葉や食べ物などで困らないそうです。二つ目は「大家選手などのスポーツ選手はみな体が大きいですが、どうしたら大きくなれますか?」です。答えは大きくなろうと思えば大きくなれる。です。試合の方はエクスポズが負けたけどサインボールをもらったり、食事を一緒にしたり楽しい一日でした。


●庄司 友康
一つ前のレポートを出したあと大家さんがホテルにきてくれました。いっしょに夕ごはんをたべました。大家さんはすごくせが高いようみえました。
しあい前の大家さんにあったときはきのうあったときとはまったくちがうように見えました。しあいがはじまって一回表レッズ(てき)のこうげき。この回3点うしなってしまい2回に5点いれられ2回で8点とられてしまいますがエクスポズも三しんの時などにバットを「ブゥーン」というぐらいのふりかたでびっくりしました。3回にかいものにいき、ちょっとかって4回にTシャツを投げるサービスがありました。6回くらいにまた買いにいきました。けっきょくしあいはまけてしまいました。しあいがおわったあとかんきゃくがグランドに入りファースト、セカンド、サード、ホームを回るのがありセカンドにつくときスライディングをしました。おわってから大家さんにサイン入りボールをもらいました。夕ごはんは大家さんといっしょに食べて大家さんとわかれバスにのりかえりました。


●寺西 あずさ
相手チームに、次々と点数をいれられていたので「ガンバレーッ!ガンバレーッ!」と念じていました。するとっ!通じたのか、2点もはいりました!よかったです。ゲームが続きました。ちょうど、7回のうらが終わった時に、応えん団かわからないけど赤い服を着た人たちが2,3にんでおどっていました。私達がYMCAをおどった時と同じような感じでした!残念ながら、17-4で大家選手のチームは負けました。今度見るときは、大家選手が投げてる場面を見たいです。


●徳重 悠
ツアー4日目の今日は、遂に、大家選手との交流の日を迎えました。大家選手の所属チーム、Montreal Exposと、Redsの試合前にお話を聞かせていただき、試合観戦の後に、なんと夕食まで一緒に食べさせてもらえました。試合は同じくExpos所属の吉井投手の中継ぎなどもありましたが、4-17で敗れてしまいました。しかし、大リーグのTシャツを客席に打ち上げてくれる物や、7回の表と裏の間には踊りがあったりと、たくさんのアトラクションやたくさんの強打者のホームランや、好投手のピッチング、それにもうすこしでかなりのファインプレーという物まで見れ、とても楽しい体験になりました。また、何より今日、心に残った事は、試合前や食事中の大家さんとの会話でした。特に、アメリカにきて一番嬉しかった事はと聞くと、完全試合の事ではなく、アメリカでプロとして初めてマウンドに上った時と答えられたのが印象的でした。マイナーのキャンプでは、日本と違いキャンプ中に野球をやめさせられる人が多いので、その中でプロとして投げれた事が嬉しいとおっしゃっておられました。他にも、今やってみたい事は、優勝をしてチームメイトとおもいっきりよろこんで、さわいでみたい、などとおっしゃっていました。どんな話も、本当に野球が好きで、夢を常に強く持っておられるなと感じさせられるものがばかりでした。又、試合前にも特別にグランド上に連れて行ってもらったり、大リーガー大家選手と一緒に鉄板焼きを食べさせてもらうなど、貴重な体験をたくさんさせていただき、このツアーに招待してもらった事を本当に感謝しています。